バックダンサーになるには「協調性」「対応力」など5つのスキルが必要!
バックダンサーになるには、もちろんダンス技術が必要です。しかし、主役として踊るダンサーとは、特に重視される要素が少し異なってきます。
今回は、バックダンサーの仕事内容やバックダンサーになるために必要なスキル5つをご紹介します。
・バックダンサーとは主役ダンサーやアーティストをダンスで引き立てる仕事
バックダンサーは、ジャンルを問わず、メインとなるダンサーや音楽アーティストの後ろでダンスを踊って、主役を引き立て、場を盛り上げる仕事です。
あくまでもサブ的な立場となりますが、実力によっては自分自身に注目してもらえる可能性もあるのが魅力です。「あのバックダンサー、凄く上手いね」などと注目されれば、一躍有名なダンサーになることも夢ではありません。
ライブに限らず、歌番組(モノマネ番組)やプロモーションビデオ、テレビコマーシャル、映画など活躍の場は広くあります。さらに、昨今、バックダンサーを取り入れてこなかった演歌やロックなどにもバックダンサーが起用される機会が増え、ニーズが高まっている仕事ともいえます。
オーディション合格かスタジオ・プロダクションへの所属で仕事ができる
バックダンサーとして活躍するには、特別な資格は必要ありません。方法としては、オーディションを受け合格するか、ダンススタジオや芸能プロダクションに加入するといったものが挙げられます。
前者のオーディションは、開催されているオーディションを探して応募し、狭き門をくぐり抜けて合格するというもの。後者の方法では、プロダクションがもらってきた仕事を、所属しているバックダンサーで引き受ける形です。
・バックダンサーになるために必要なダンス技術以外のスキル5つ
バックダンサーになるには当然高いダンススキルが必要ですが、その他にも必要なスキルがあります。ここからはそんな5つのスキルをご紹介します。
1. 主役を引き立たせチームワークを乱さない協調性
バックダンサーは、あくまでも主役に華を添える仕事です。主役よりも目立ってはなりませんし、複数人でバックダンサーが構成される場合、協調性をもってダンスを合わせていかないといけません。チームの和を乱すようなことをしてしまえば、仕事が入ってこなくなるのは、容易に想像できます。そのため、協調性はバックダンサーにとってとても重要な要素です。
2. 協調性を保ちつつ自分らしさを出すテクニック
「協調性をもって周りに合わせるダンスをする」というスキルは必要ですが、その中で自分らしさを出すテクニックも必要です。やはり、目立たないといけない部分もあります。チームの和を乱さずに自分のダンスを出すという難しいスキルも必要となってきます。
3. 振り付けやメンバーが変わるといった緊急事態への対応力
バックダンサーをしていると、公演直前にバックダンサーの一人が怪我をしたことで、振り付けが変わってしまうといった様々なハプニングに遭遇します。このような緊急事態に柔軟に対応ができるスキルも必要となってきます。
他にも、振付師がいきなり方向転換をしたり、バックダンサーのメンバーが変わって雰囲気が変わったりといったことが挙げられます。とにかく、急に違う方向に向かうことも多い業界なので、柔軟に対応をしないといけないことは理解しておきましょう。
4. 仕事を続けるためにも重要なコミュニケーション能力
バックダンサーの世界はダンスが上手なだけでは生きていけません。狭い業界ということもあり、人としての評判も良くなければなりません。つまり、人と上手に接していくことができるコミュニケーション能力が必要です。
「つて」を頼ってオーディションなどを紹介してもらうことも多く、仕事を途切れることなく続けるためにもコミュニケーションは重要です。
5. 厳しい状態でもダンスをし続けるためのメンタルコントロール
プロと呼ばれる人たちは、本番で最高のパフォーマンスを出せるように気持ちを高める、辛いことがあっても直ぐに切り替えるといったメンタルコントロールが非常に上手いと言われています。
「ダンスが好き」という大前提はあるものの、好きだけではやっていけない世界です。厳しい状態にあってもダンスをし続けるタフさをもつことも、非常に重要なスキルのひとつと言えるでしょう。
・バックダンサーに必要な各スキルを学校で学ぶ選択もあり!
バックダンサーは主役に華を添える存在ですが、協調性をもちつつ自分らしさを出すなど、高度なスキルが要求されるやりがいある職業でもあります。
これらのスキルを独学で磨くのは難しいものですが、バックダンサーの養成を行っている学校であれば、そうした能力も効率的に学べます。十分なスキルを身に着けて夢を目指すのであれば、進学を考えてみてはいかがでしょうか。