コラム

ダンス前のストレッチでついやりがちな逆効果になり得る5つの注意点

ダンス前のストレッチでついやりがちな逆効果になり得る5つの注意点1

ダンスなどの激しい運動前には必ずストレッチをしているという方がほとんどではないでしょうか。
ストレッチには体をほぐし、より質の高いパフォーマンスを発揮しやすくしてくれるだけでなく、体にかかる負担を軽減してくれたり、疲れた体をリラックスさせてくれるという役割もあります。

しかし、このストレッチも間違った方法を続けていると逆効果になることも。その理由や、逆効果になってしまうストレッチの方法についてチェックしていきましょう。
自分が行っているストレッチが正しいものかどうか、よく考えてみてくださいね。

 

・ダンス前のストレッチは逆効果になることもある

ダンス前のストレッチは、筋肉の緊張をほぐし、さらに体の可動域を広げるといった役割があります。
しっかりストレッチを行うことで筋肉痛も防ぐことができ、体への負担を軽減しながらダンスに取り組むことができます。

しかし、ストレッチの方法を間違えると筋肉を緊張させてしまったり、痛めてしまうことも。
体を痛めてしまうとその後のパフォーマンスにも影響を与え、うまく力を発揮できなくなってしまいます。ストレッチは簡単にできるものですが、適当に行って体にダメージを与えないように注意することも大切です。

・ダンス前のストレッチで注意すべき5点

ダンス前のストレッチで

*筋肉の伸ばしすぎ
*同じ姿勢を長時間続ける
*体が冷えている状態でストレッチを行う
*筋肉痛時にストレッチを行う
*勢いをつけてしまう

これらをついついやってしまう方はいらっしゃりませんか?
実はこれらの行動はストレッチの効果を増やすどころか悪影響を及ぼします。

 

1.痛くなるほど筋肉を伸ばしすぎない

ストレッチによって筋肉を伸ばすことは、体の緊張を取り除くには大切なことですが、伸ばしすぎると肉離れを起こす可能性もあります。
痛みを感じるほど効果があるように思われがちですが、自分が気持ちいいと思える範囲でストレッチは行うようにしましょう。
最大の痛みを10とするなら、2割から3割程度の軽い痛みを覚えるくらいが丁度いいと言われています。

 

2.同じ姿勢を長時間続けない

ストレッチには様々なポーズや動きがありますが、その中のひとつだけを長時間し続けると、ストレッチを施している箇所を痛めることになり、体を動かしにくくなります。
片方ばかりのストレッチをして反対側のストレッチをしないというのもよくありません。
必ず左右同じ動きを同じ時間行うようにして、体全体をほぐしていくことを意識しましょう。

3.体が冷えている状態で行わない

冷えた体は筋肉が緊張している状態です。この時にいきなりストレッチを行うと、筋肉や筋、腱に痛みを感じたり、実際に痛めてしまう可能性が高くなります。
朝の寝起きも筋肉が固まっている状態ですので、いきなり激しいストレッチを行わないようにしましょう。
ある程度体を温めてから、さらにじっくりほぐすような感覚でストレッチを行うのがおすすめです。

 

4.筋肉痛の時はストレッチを控える

基本的に筋肉痛は筋肉を過剰に使ったり、緊張状態が慢性化したりといった時に起こる痛みです。
この状態でストレッチを行って筋肉を動かしてしまうと、痛みを生じる神経物質が出されます。

筋肉痛は体が筋肉を修復しているサイン。これを無視して体を動かすことは、修復を遅らせるということなのです。素早く筋肉を回復させるには、ちょっとした運動も控えることが必要です。

・・5.勢いをつけすぎない
勢いや反動をつけて体を無理やり伸ばすようなストレッチも、肉離れを起こしたり、かえって筋肉を萎縮させてしまう可能性があります。
反動をつけると体の柔軟性が低くなる可能性もありますので、体の重さを使ってゆっくり筋肉を伸ばしていくようにしましょう。
勢いをつけて何度も行うのではなく、ゆっくりと少ない回数を行うほうがストレッチは効果的です。

 

ダンス前のストレッチでついやりがちな逆効果になり得る5つの注意点2

・ダンス前のストレッチの方法

ダンス前のストレッチにはやってしまいがちな間違いが多くあります。上記でご紹介した注意点に当てはまることをしていないか、もう一度自分のストレッチ方法を振り返ってみてください。

ストレッチは体をほぐすことを意識しながら、小さい動きのものから取り入れていくことをおすすめします。
お手本通りにしようとする必要はなく、自分の体が気持ちいいと思える範囲を見つけるようにしてみてくださいね。
ストレッチ中はどの筋肉がどのように伸びているのかをしっかり意識することでも、より集中して意味のあるストレッチを行えます。

 

・ダンス前のストレッチをもっと正しく丁寧に行おう!

ストレッチは適当に済ませてしまいがちですが、正しい方法でしっかり行うことでよりいいパフォーマンスにつながります。
体をしっかりほぐし、疲れにくくするストレッチを積極的に取り入れるようにしましょう。

 

 

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