俳優になるには演技力以外にダンス・歌唱力も重要!専門学校で学べる5つのスキル
テレビや映画、舞台などで活躍する俳優になりたい!と考えている方の多くは、とにかく演技力を磨くことに力を注いでいます。もちろん俳優にとって演技力は必要不可欠な要素ですが、それだけ磨いていればよいというものでもありません。
俳優に対するニーズが多様化している現代では、歌唱力やダンススキルなどさまざまな能力・技術が求められます。そのためさまざまな鍛錬を行わなければなりませんが、結論から言うと、俳優養成コースなどのカリキュラムをもつ専門学校でスキルを学ぶことが効率的な方法です。
そこで今回は、専門学校で実際に学べるスキルの内容について紹介します。
1. 腹式呼吸や正しい発声方法、発音の仕方といった演技の基礎
演技の基本となるスキルや技術を習得できます。具体的には、よく通る声を発するために必要な腹式呼吸のやり方や正しい発声方法、発音の仕方など。また、低音から高音まで自由自在に発せられるよう、声の基本的な出し方についても勉強します。
こうした基盤がしっかり整っていないとワンランク上の応用力も身につきません。そのため、どの専門学校でも基礎は時間をかけてじっくり学ぶところが多いようです。
2. 体を動かす演劇や将来の仕事のために役に立つダンススキル
演劇などで活躍するには、ダンスやムーブメントなどのスキルも必要不可欠な要素です。俳優は、ただ舞台の上やカメラの前で演技をするだけではありません。舞台であれば、遠くの席にいる観客にも自分の姿を見てもらうために声を張り上げたり、動きを大きくしたりしなければならないのです。そのためには、機敏な体の動きが可能になるよう調整することが求められます。
専門学校で、演技だけでなくジャズダンスやヒップホップダンスなどを学べば、体を動かすうえで重要なリズム感などを体に染みこませることができるでしょう。
さらに、俳優であればダンスや歌のスキルを身に付けた役柄を任されることも考えられます。いつどんな役のオファーが来てもきちんと対応できるように準備しておくことも俳優の努めです。
3. 表舞台に立つ機会を増やすことにもつながる歌唱力
歌唱力も、俳優には欠かせないスキルのひとつです。専門学校のレッスンでは、ボイストレーニングとともに正確な音程を習得していきます。歌唱力があるといろいろな役もこなせるようになるので、俳優としての活躍の場も広がります。
俳優が歌を披露する場面としては、ミュージカルが有名ですね。最近では漫画作品などを題材にしたミュージカルが流行っていることもあり、歌える俳優の需要は高まりつつあります。
表舞台に立つ回数が多ければ多いほど自分の名前を知ってもらえるようになるので、自分が持っているスキルをひとつでも増やしておくのは良いことでしょう。
4. 表情や身振り手振り、セリフの抑揚などを駆使した表現力
俳優は演じているキャラクターの気持ちをさまざまなスキルを駆使して表現しなければなりません。専門学校では、表情はもちろん、身振り手振りやセリフの抑揚などでキャラクターの内面をうまく演じる方法を指導してもらえます。
代表的なものとしては、インプロと呼ばれる即興演劇があります。台本なしで各々が柔軟に演じることで、多種多様な役をこなすためのスキルを磨くことが可能です。
5. 役を演じるうえで意外と重要な演出・構成力
演出・構成は監督や脚本家のものと思われがちですが、全体の構成やコンセプトを把握することは、俳優が役を演じるうえで重要な要素のひとつとなります。
専門学校ではドラマや舞台にくわしい専門家が、どうやったら観客を魅了することができるか、よりよい作品を作ることができるかといった演出・構成の面もコーチングしてくれるので、俳優としての総合力を養うことができます。
俳優に必要なスキル習得は専門学校で効率的にカバーできる
専門学校に通うとなるとコストがかかるので、できれば独学したいと考える方も多いでしょう。しかし、実際はコストや手間を省きたいと考えている人にこそ、専門学校がおすすめです。
俳優に求められるスキルは多岐にわたるため、自分ひとりで習得するにはかなりの手間と時間を要します。俳優を目指す方の中には働きながら練習している人も多いですが、時間が取れないため、技術を磨くのにかなり時間がかかるケースも少なくありません。
ですが、専門学校なら、専用のカリキュラムとプロの指導により、短期間で効率よくスキルを習得することができるため、コストパフォーマンスは独学より良いと言えるでしょう。俳優を目指している方は、専門学校への進学を検討してみることをおすすめします。