俳優オーディションで審査員の目を引く自己PRポイント
俳優オーディションでは実技審査や面接などが行われますが、そこで必ず行われるのが自己PRです。演技審査も大事ですが、自己PRも大きなポイントになるのは間違いありません。
今回は審査員の目を惹く自己PRポイントを、応募書類と面接時に分けて紹介します。
・応募書類での自己PRポイントは審査委員に「どんな人だろう」と思わせること!
プロフィールの個人情報はありのまま記載すればいいですが、自己PRはしっかりと考えて審査員の目を引くものにしましょう。書類で審査員に「どんな人か見てみたい」と思わせられるかがポイントです。
また、自分の魅力をたくさん伝えたい気持ちを抑えて、簡潔かつわかりやすく書くことを心がけましょう。
意外性・特異なものをアピールして他の応募者と差別化を図る
オーディションでは一番得意なことではなく、あくまで審査員の目を引くには意外性のあるもの、特異なものをアピールしましょう。
例えば何かスポーツをしているなら、野球やフットサルではなくボルダリングなどのように他の人がやっていないような趣味がいいでしょう。
面接時にもアピールできるものを
書類に特技などを記載したなら、面接ではそれを見せてほしいと言われることが多いです。むしろ、面接で審査員の目を引くためにも、あえて面接で「ちょっとやってみて」と思われるものを記載したほうがいいでしょう。
ただしウソはすぐにばれるのでやめましょう。
・・求められている人材と重なるものを
俳優オーディションでは、ドラマや映画の役柄に合った人材を求めています。審査員が求める人物像と自己PRが合致すれば、採用される可能性があります。
例えば『体育会系で元気すぎる男』というイメージの俳優を探しているなら、自己PRには“学生時代は野球をやっていて、今でもトレーニングしています”と記載すれば、求めている人材に近いと思ってくれるでしょう。
・面接は書類に記載した自己PRをよりアピールする絶好のチャンス
面接は最終審査のようなものです。書類に記載した自己PRをさらにアピールし、オーディションに通る絶好のチャンスです。
面接は結論を先に根拠を後に
自分の特技や趣味をアピールする際、基本的に結論は先に述べ、根拠はその後に、さらに根拠を詳しく述べていくのがポイントです。
例えば「私は声の大きさには自信があります」と結論を先に述べると、審査員は「ほぅ。それはなぜ?」と興味が湧いてきます。そこで、「なぜなら学生時代応援団に所属していたからです」と根拠を述べれば「なるほど」となります。
逆に「私は学生時代、応援団に所属していました。そのため声の大きさには自信があります」と言うと、審査員は「そうですか」と応援団のほうが強調されかねません。
そしてその後「入団当初は声が小さかったのですが、毎日欠かさず腹筋と走り込みをして山に向かって大声を出していたら、ここまで大きくなってしまいました」などエピソードを加えれば、審査員の印象に残ることでしょう。
自己PRの制限時間に合わせたバリエーションを
自己PRの時間は30秒や1分、2分と決められている時もあれば、特に時間制限がない場合もあります。時間が足らないと十分なアピールができない場合もありますし、逆に短時間で終わってしまうと、審査員に物足りなさを感じさせてしまいます。
どのような持ち時間になっても対応できるように、時間に合わせてバリエーションを考えて練習しましょう。
自分の特技・趣味が俳優としてどう生かせるのか
自己PRは自己満足すればいい、単純に特技を披露する舞台でもありません。あくまで俳優オーディションですから、その特技や趣味が俳優としてどのように生かせるのかを考えて、その旨を自己PRしましょう。
関連付けられる特技を披露するか、ちょっと強引でも理由付けしてもいいでしょう。
何度もシミュレーションを
いざオーディション会場に行くと、緊張してなかなか思うことが伝えられないケースも少なくありません。緊張は誰でもするものですが、それを和らげるのは練習、シミュレーションしかありません。
面接を想定して何度もシミュレーションしておけば、ある程度自信をもって臨めるようになります。
・俳優オーディションに合格するには面接の練習も
俳優オーディションでは演技力が大きな審査のポイントになるのは間違いありません。ただ、だからと言って演技の練習だけすればいいわけではないでしょう。オーディションの面接のポイントを押さえて練習が必要です。
実技もそうですが、面接の練習も独学ではなかなか難しいでしょう。そういう方はやはり専門学校などに通うといいかもしれません。プロの実技指導を受けられるのはもちろん、面接のポイントもわかってきます。またそういった事前の準備ができていれば、自信をもって堂々と面接を受けられるはずです。それも審査員の目を引くポイントになるでしょう。