コラム

アイドルのダンス

アイドルのダンス,ダンス専門学校 TOKYO STEPS ARTS

【アイドルのダンス】

みなさんは、アイドルのダンスと聞くと何を思い浮かべるでしょうか?

 

「簡単そう?」「初心者向け?」「わざわざ学校で学ぶ必要はない?」ところでしょうか?確かに、アイドルのダンスは、ただ踊るだけであれば、自宅で動画を観ながら真似るだけで、同じようなダンスができるかもしれません。しかし、アイドルのダンスにはそれだけでは表現しきれない奥深さが隠されているのです。

アイドルのダンスを語る上で外せないのが、振りコピという概念。

これは、アイドルの踊るダンスを、観ているお客さんが、見よう見真似で同じように踊ることを指します。お客さんの中には、アイドル以上に完璧な振り付けを披露するお客さんもいたりしますが、ほとんどがダンス未経験のお客さん。

実は、これがアイドルのダンスの特殊性です。他のジャンルのダンスですと、披露する場所はコンテストや大会が中心。お客さんも何かしらのダンス経験があることが多いです。しかし、先ほど言ったとおり、アイドルのライブでは、ダンス未経験のお客さんが中心。それでも、お客さんは一体感を味わおうと、アイドルのダンスを真似て一緒になって踊ります。それを意識しているため、アイドルのダンスでは、比較的分かり振りが用いられています。

また、ライブ会場は、混み合っていることも多いので、手だけのダンスとか、狭い場所でも踏むことのできるステップを用いたダンスが重宝されていたりもします。ただし、一見簡単そうにみえて、実は高度なステップが用いられていることもあるので、あなどることはできません。

また、多くのアイドルのダンスで採用されているのが、歌振りと呼ばれる表現方法。これは、文字通り、アイドルの歌う歌詞の内容とダンスがリンクしていることを指します。たとえば、歌詞の中で「あなた」という表現があると、真っ直ぐ前を向いてお客さんを指さすような振り付けを見せます。これを聞いたお客さんは、まるで自分だけのために歌われているような錯覚を感じるのです。

さらに、ただ歌詞のとおりの振り付けを見せるのではなく、歌詞だけで表現できないような心情をダンスによって細かく表現するという手法も取られます。このあたりになると、技術ではなくダンスを踊る側の表現力が大切。他のダンスよりも、より高度な表現力がアイドルのダンスには要求されるのです。一見すると、簡単そうに見えるアイドルのダンスも、実は表現力という部分では他のダンスよりも高度なものが必要なのかもしれません。簡単なように見えるダンスで、見ているお客さんに気持ちを伝えることがアイドルのダンスの特徴。表現力に自信のある人に、向いているダンスといえるでしょう。

 

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