これからダンスを学びたい人必見!独学とダンス専門学校それぞれのメリット・デメリットを紹介
ダンスを学ぶ環境は大きくわけて独学とダンス専門学校などでレッスンを受ける方法の2種類です。独学とダンス専門学校どちらにも優劣はあるため、自分のスタイルに合った環境を選んで学びましょう。
今回は、独学とダンス専門学校それぞれのダンスを学ぶ環境におけるメリットとデメリットを紹介します。
●独学でダンスを学ぶ2つのメリット
独学でダンスを学ぶメリットは以下の2つです。
・・1.経済的な負担が少ない
昨今はインターネット上に無料で視聴できるダンスのハウツー動画が多くアップロードされているため、独学でもある程度のレベルまでは自発的に学び練習できる環境にあります。
もちろん練習スタジオをレンタルしたり、ダンス技能習得のためのDVDを購入したりする場合には費用がかかりますが、ダンスの専門学校に通うより経済的な負担ははるかに少なく済みます。
・・2.自分が興味のあるダンスに特化してマイペースに学べる
ダンスの専門学校やダンススクールに通っていると、自分にとって興味がないジャンルのダンスを学ばなくてはいけないこともあります。しかし独学は誰かが用意した枠組みに従う必要はないため、自分が興味あるダンスのみを追求して学べます。好みな曲を使ってオリジナルの振り付けやパフォーマンスを楽しみたいという人は独学がおすすめです。
また他者とのリハーサルなどを除き、独学の場合は基本的に一人でダンスを練習します。そのため時間の制約はほとんどなく、自分の好きな時間に練習可能です。仕事をしながらダンスを学びたいなどの理由で、ダンスの専門学校に通うまとまった時間がとれないというケースでも、独学なら時間やカリキュラムに縛られることなくマイペースにダンスを学べます。
●独学でダンスを学ぶ2つのデメリット
独学でダンスを学ぶデメリットは以下の2つです。
・・1.独学でダンスを練習するには限界がある
いくらハウツーコンテンツが充実しているといえど、独学でダンスを練習するには限界があります。分からない技術や知識がありながらコミットする教材を見つけられない場合、自分一人では解決できないケースもあります。
特に一般的にマイナーとされているジャンルのダンスであれば必然的に情報量が少なくなってしまうため、網羅性に欠けるといえるでしょう。また日常的に他者のアドバイスや意見を聞けないため、一つのダンススキルを習得するまでに長い時間がかかることもあります。
・・2.ダンスに対するモチベーションをキープしづらい
多くのダンス専門学校ではカリキュラムに集団レッスンが用意されているため、すぐ近くに競える相手がいます。しかし独学は基本的に一人でダンスを練習するため、ダンスに対するモチベーションをキープしづらいです。
また、ダンス専門学校に通っていると否が応でもダンスのレッスンを受けることになります。しかし独学では怠慢しても誰かに咎められることはないため、三日坊主になってしまうかもしれません。
●ダンス専門学校でダンスを学ぶ3つのメリット
ダンス専門学校でダンスを学ぶメリットは以下の3つです。
・・1.幅広いジャンルのダンススキルを深く学べる
ダンスの専門学校ではストリートダンスやバックダンサー、テーマパークダンサー、ダンスインストラクターなど多用なコースが設けられています。それぞれのプロダンサーを養成するために最適なカリキュラムが組まれており、基礎から応用まで幅広いジャンルのダンススキルが学べる環境です。
プロが直接教えてくれる環境はダンスの専門学校ならではであり、特別なコネクションがない限り独学では得られません。独学では習得が難しいダンススキルでも講師がレクチャーしてくれるため、上達スピードも早い傾向にあります。
・・2.本番のプレッシャーに打ち勝つ強い精神力が手に入る
独学だと人前でダンスを披露するときは自ら行動を起こさなくてはいけません。しかしダンス専門学校の多くでは定期的に発表会や学内オーディションなどダンスを披露する場と機会を設けているため、必然的に本番のプレッシャーに打ち勝つ強い精神力が手に入ります。
本番慣れするためには、大勢が自分のダンスパフォーマンスを見ているというプレッシャーに屈しない精神力が必要です。ダンスの専門学校に通っていると常日頃から講師や他の生徒から自分のダンスを見られるため、独学よりも精神面の上達が見込めます。
・・3.実力があれば仕事を斡旋してくれる可能性がある
ダンスの専門学校におけるコネクションは、プロのダンサーを目指している人にとって大きな利点です。ダンス専門学校は業界と繋がっている現役の振付師やバックダンサーなどをしている講師が集まっているため、相応の実力があればダンサーとしての仕事を斡旋してくれるかもしれません。
通っている間にダンス関係の仕事を斡旋してもらえなかったとしても、卒業後に仕事の誘いを持ちかけられることもあるようです。また講師に限らず他の生徒や先輩たちとの繋がりも時に思いがけない幸運もたらすことがあるため、コネクションが作りやすいという面ではダンス専門学校の方が独学よりも有利といえます。
●ダンス専門学校でダンスを学ぶ2つのデメリット
ダンス専門学校でダンスを学ぶデメリットは以下の2つです。
・・1.年間100万円を超える経済的な負担が発生する
ダンサーにとって必要な環境が用意されたキャンパスでプロの講師直伝のダンススキルを学ぶため、ダンスの専門学校には相応の学費がかかります。初年度にかかる費用は100万円を超える学校がほとんどのようです。
もちろんダンス専門学校に行ったからといってプロになれる保証はないため、学費を払って学ぶほどの価値はあるかどうかは通う本人の努力次第といえるでしょう。
・・2.日々厳しいダンスレッスンに耐えなくてはいけない
ダンスの専門学校は高度なダンススキルを学べる環境であるため、全国からプロを目指すダンサーの卵たちが集まります。ダンスなどのハードな内容のカリキュラムが用意されているため、日々厳しいダンスレッスンに耐えなくてはいけません。
明確な目標やダンスに対する情熱がないと、周りの生徒とのギャップを感じてしまい、途中でドロップアウトしてしまうこともあるようです。
●独学のダンスに限界を感じたらダンス専門学校で深く学ぼう
ダンス専門学校ではプロの講師がダンススキルを教えてくれるため早く上達します。しかし独学でもある程度は練度を上げられるため、限界を感じてからダンスの専門学校に通うという流れでも遅くはありません。
日頃から一人で練習していると、自分のダンスパフォーマンスが他者にどんな印象を与えているかがわかりにくいものです。独学であっても定期的に友人や知人に自分のダンスを見てもらうことを心がけましょう。