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俳優志望の方におすすめ!短時間でできる滑舌トレーニング5種類を紹介

俳優志望の方におすすめ!短時間でできる滑舌トレーニング5種類を紹介1

 

俳優やヴォーカルを目指しているのであれば、滑舌をよくする必要があります。滑舌の悪さに悩んでいる方は、ここでご紹介している5つのトレーニング方法を試してみてください。短時間でできるトレーニングばかりなので、手軽に始められます。

 

・俳優には言葉をしっかり伝える滑舌が重要

 

邦画を見ていて「聞き取りづらいな」と思ったことはありませんか。これは、日本の映画の撮り方が独特で、どうしても小さく聴こえてしまうからです。この状況で俳優の滑舌が悪いと、より聞き取れなくなり、視聴者にストレスを与えてしまいます。ヴォーカルに関しても、聞き取りづらい歌い方では伝えたいメッセージも伝わりません。

 

なかには「滑舌の悪さが個性になりいい味を出している」というケースもあるでしょう。しかし、これは稀な話で、基本的には滑舌の良さは非常に重要となります。

 

 

 

俳優志望の方におすすめ!短時間でできる滑舌トレーニング5種類を紹介2

・俳優を目指す、短時間で滑舌を改善するための5つのトレーニング

俳優を目指すために、滑舌の良さを手に入れるには、当然トレーニングをしないといけません。ここでは、具体的なトレーニング方法を5つご紹介していきます。

 

1. プロになっても多くの人が行う早口トレーニング

 

アナウンサー、声優、俳優など、多くの人がプロになっても練習をするのが、早口トレーニングです。口をはっきりと動かして、1文字1文字丁寧に発音することが大切です。いきなり早口で喋ろうとはせず、まずは確実に。できるようになってきたら、徐々にスピードアップをしていくとよいでしょう。

 

2. 割り箸で表情筋を鍛えるトレーニング

 

割り箸を使って表情筋を鍛えるトレーニングです。表情筋を鍛えることで様々な口の形をスムーズに作ることができるようなります。結果、滑舌が良くなるというわけです。

 

やり方は、割り箸を2本用意し両奥歯で1本ずつ軽く噛み、割り箸をハの字に描き、この状態で「らたなかさ」と言うだけです。このとき、舌を歯の裏側にそっと触れる感じで発声するとよいでしょう。「らたなかさ体操」とも呼ばれています。

 

3. 文章を母音のみで発声する母音トレーニング

 

母音トレーニングは、たとえば「はじめまして、太郎と言います。よろしくお願いします」といった文章を母音で発声する練習です。つまり、「あいえあいえ、あおうおいいあう。おおいうおえあいいあう」と発声するようにします。

 

滑舌が悪い人は、この母音が弱くボソボソした印象を与えてしまいますが、これが解消されるだけで、かなり改善することもあります。現役の劇団で日々舞台に立っている人がよく行うトレーニングでもあるためおすすめです。

 

4. 舌を出して回す舌筋トレーニング

 

滑舌が悪いと言われる人は、舌をうまく動かすことができない場合があります。舌の可動領域が小さく、正しい発音ができない状況を作ってしまうからです。このトレーニングで舌の筋肉を鍛えましょう。

 

具体的な方法は簡単です。舌をできる限り出して、右回り10回、左回り10回を行うだけです。これだけでは物足りないという場合は、思いっきり上に伸ばしてみたり(鼻先を触るイメージ)、思いっきり下に伸ばしてみたり(顎を触るイメージ)するとよいでしょう。とにかく、舌を目一杯動かすことです。このとき「舌の何処を鍛えているのか?」を意識するとさらによいでしょう。

5. 苦手な音を改善できる50音の発声

 

最後に紹介するのは簡単なトレーニングです。ただただ50音を発声するだけです。「あいうえお」「かきくけこ」「さしすせそ」…「じゃじゅじょ」などの濁点も含めた発声も行います。

 

このトレーニングのポイントは「自分自身はどの音が苦手なのか?」を把握することです。そして、その苦手な文字を丁寧に発声するだけです。これを毎日繰り返すことで、滑舌は改善されてきます。とにかく、ゆっくりと丁寧に行うようにしましょう。

 

 

・プロの俳優も行う滑舌トレーニングを継続しよう!

滑舌がよくなると、俳優としてのパフォーマンスが伝わりやすくなるだけでなく、日常で人に対して与える印象もよくなります。滑舌練習は短時間でもできることですが、プロの俳優も行う重要なトレーニングで、様々なメリットもありますからその力は侮れません。トレーニングを欠かさず、俳優の夢に近づきましょう。