コラム

プロダンサーを目指すなら知っておきたい14種類のストリートダンスをジャンル別に解説

プロダンサーを目指すなら知っておきたい14種類のストリートダンスをジャンル別に解説1

 

プロのダンサーを目指すなら、ダンスの知識も学びましょう。

 

ただ、ひとくちにストリートダンスといっても、そのジャンルは膨大です。そこで今回は、プロを目指すならぜひとも知っておきたい、代表的なストリートダンスのジャンル14種類を解説していきます。

 

 

1. ストリートダンスの原点とされる「ソウルダンス」

 

ストリートダンスの原点とされているのが、黒人たちがソウルミュージックに合わせて踊ったソウルダンスです。1950年代から1960年代にかけて生まれ、「ツイスト」や「モンキーダンス」は日本でもパーティーダンスとして大流行しました。

 

 

2. 1970年代に生まれた緩急のあるダンス「ロックダンス」

 

1970年代に生まれたダンスで、踊っている最中に突然鍵をかけるように動きを止めるのが特徴です。いわゆるオールドスクールと呼ばれるダンスのジャンルで、緩急の激しさやキレのある動きは、現代でも人気があります。

 

 

 

3. アクロバティックな動きで魅了する「ブレイクダンス」

 

世界的にもメジャーでダンサー人口も多いブレイクは、もともとアメリカのギャングたちがバトルするために生み出したといわれているダンスです。エントリー、フットワーク、パワームーブ、フリーズと呼ばれる4つの動きを組み合わせてダイナミックかつアクロバティックな動作が魅力で、テクニックだけでなく高い身体能力も求められます。

 

 

 

4, ムーンウォークやロボットダンスに代表される「ポッピン」

 

体を弾くように動かしたり波打たせたりと、不思議な動作が特徴的なダンスです。オールドスクールに分類され、生まれたのは1960年代から1970年代だとされています。代表的なところでいうと、ムーンウォークやロボットダンスもポッピンです。

 

 

 

5. 鞭のようにしなやかな手足の動きが特徴的な「ワック」

 

もともとは、1970年代にゲイのダンサーたちが生み出したダンスとされています。当時のゲイダンサーたちがジャズやクラシックバレエをしていたことから、手足を鞭のようにしなやかに振り回したり、上半身をしならせたり、ターンを入れたりするのが特徴です。

 

 

 

6. ランニングマンなどで知られる「ニュージャックスウィング」

 

1980年代から1990年代ごろに大流行しました。重厚感のある、アップテンポな打ち込みに合わせて踊るのが特徴です。ランニングマンやロボコップといった代表的なステップは、現代のストリートダンスにも受け継がれています。

 

 

 

7. アップテンポで激しい動きのため体力が必要な「ビバップ」

 

名前の通り、ビバップと呼ばれる音楽に合わせて踊っていたことがきっかけで流行ったダンスです。タップダンスのようなステップをはじめ、とにかくアップテンポで激しい動作が特徴で、踊り切るにはかなりの体力が必要になります。

 

 

 

 

プロダンサーを目指すなら知っておきたい14種類のストリートダンスをジャンル別に解説2

 

8. 常に時代の流行を採り込み進化する「ヒップホップ」

時代に合わせて、良いと思ったものをどんどん採り込んで、進化していくのがヒップホップの特徴です。時代によって流行が異なるため、もっとも現代的なストリートダンスのひとつといえます。

 

 

 

9. 早いスッテプワークが特徴の「ハウス」

 

アップテンポなハウスミュージックに合わせるために生まれました。ダンサーたちが音楽に合わせて好き勝手に踊ったのが発祥で、高速のステップワークが大きな特徴です。

 

 

 

10. ショーダンスとして人気の「ジャズ」

 

バレエの動きを使い、ジャズミュージックに合わせて踊るのがジャズダンス。ソウルダンスと同じくアメリカの黒人から生まれたダンスで、決まりきった型はありません。ステージ映えするため、アーティストの振り付けや舞台でのショーダンスとして人気があります。

 

 

 

11. 1980年代のフランスで生まれた自由な表現方法「コンテンポラリー」

 

決まりごとの多いバレエに代わって、より自由な表現をしようと1980年代のフランスで生み出されたのがコンテンポラリーダンスです。音楽や衣装も自由、踊り方も自由なので、舞台やダンサーによってまったく表現方法が異なります。

 

 

 

12. ポッピンにパントマイムなどの要素を加えた「アニメーション」

 

ポッピンよりも、さらにパントマイムやロボットっぽさを追求したのがアニメーションです。静と動のコントロールが非常に重要で、アニメのコマ送りを思わせる独特な動きをたくさん使います。

 

 

 

13. 同名ファッション雑誌のモデルのポーズからその名がついた「ヴォーグ」

 

有名なファッション雑誌である、「VOGUE」のモデルがとるポーズに似ているという理由で、ヴォーグという名前がつきました。いくつかのスタイルがありますが、ハンドパフォーマンスを多用し、動きの中で独創的なポーズを決めるのが特徴的です。

 

 

 

14. 若者たちが犯罪に手を染めないように考えられた「クランプ」

 

治安の良くないアメリカのロサンゼルスで、若者たちが犯罪に走らないように生み出したとされています。ストンプ・チェストポップ・アームスイングなど、体を大きく使ったパワフルな動作が特徴です。

 

 

 

ストリートダンスの知識を深めてプロダンサーを目指そう

 

ダンス専門学校には、自分が習ったことのないジャンルのダンスを教えてくれるプロのインストラクターや仲間がたくさんいます。ダンスの幅を広げるため、より広い場面で活躍できるダンサーになるために、自分が知らないジャンルのダンスも積極的に学びましょう。